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 川倉靖史

Author: 川倉靖史
イタリア公認添乗員です。
1995年よりミラノ在住。

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インテーザ・サンパオロ館で感じたデジャヴ。
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インテーザ・サンパオロはトリノに本店を持つイタリアの銀行です。
ミラノ万博に企業パビリオンを出しているのですが、そこでの目玉は企業が所有している絵画、ウンベルト・ボッチョーニ作の「ポルタ・ロマーナ地区の工場」(1910)という作品です。

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ボッチョーニは南イタリアのカラブリア生まれで、初期の作品から徐々に未来派のダイナミックな表現に変化していく芸術家として有名です。マリネッティの「未来派宣言」(1909年)に共鳴し、「未来派画家宣言」(1910年)に署名。そして彼は理論的にも中心的存在となりました。

主な作品に「上昇する都市」(1910年、ニューヨーク近代美術館)などがあり、1911年以降は彫刻の製作を開始し、時代の速度と運動の表現を通して、未来派の理想に最も忠実な芸術家となります。

彫刻作品に「空間の連続性における唯一の形態」(1913年、ミラノノヴェチェント美術館)等があります。
その後、1916年ベローナで落馬のため34歳で死去。

未来派の誕生の背景には、機械のダイナミズムにいち早く気づくミラノ工業都市、古典物理最後の都市イメージがあり、それらはことごとく未来派の画家たちの画題の中にも顕著に表れています。作品のイメージとして喧騒、動揺、輪郭、振動を感じることが出来ます。

パビリオンに展示している絵画を見るとどっかで見たような既視感を感じます。
私がよく仕事でも行く「ビスコンティ・パレス」というホテルが有るんですが、その近くの景色に似ています。

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それもそのはず振り返ってみると、そこにはウンベルト・ボッチョーニ家がありました。彼はこの上の階から見た景色を絵画で表したのでしょう。

bocc3.png

左手にある大通りを渡るとそこには電力発電所がありました。

bocc4.png

つまり古い地図を見るとこの②の彼の家から①の電力発電所が見え、急速に発展していく(その当時で言う)ミラノ郊外に期待や不安、躍動感など様々な思いを込めたのだと思います。

影の長さと角度から考えると季節は6~7月、時間は18時頃のように見えます。

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12 Boccioni - Officine a Porta Romana


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パビリオン情報 | 08:32:25 | トラックバック(0) | コメント(0)
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