FC2ブログ
 
■プロフィール

 川倉靖史

Author: 川倉靖史
イタリア公認添乗員です。
1995年よりミラノ在住。

■カテゴリ
■最新記事
■最新コメント
■最新トラックバック

■月別アーカイブ
■フリーエリア

■フリーエリア

■FC2カウンター

■フリーエリア
■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■リンク
■ブロとも申請フォーム
■QRコード

QR

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
日本館の皆様、お疲れ様でした!
ハコちゃんこと伝統文化評論家の岩下尚史先生が、このようなことを言っていました。

本来の日本文化は「農業」「林業」「漁業」が生み出した文化であって、やれ「歌舞伎」だ「相撲」だなんて、あんなのは「興行」ですよ、と。

イタリア語では農業のことを「agricoltura」と言います。

この「coltura」の部分ですが、
1、 耕作、栽培、作物
2、 飼育、養殖、養蚕
3、 培養
4、 教養、学識、文化
という意味になります、

日本では、日本国内で見つかったおよそ1万4000年前の縄文時代草創期の土器に付いていた「おこげ」に魚などの水産物の成分が含まれていたことが分かり、その時代の人たちが何を煮炊きしていたかが分かる、世界で最も古い痕跡として研究者の注目を集めています。

ヨーロッパの狩猟民族と異なり日本では古来から「調理」し食していたそうです。

また、日本のような長きにわたり独立して成り立ってきた国は珍しく、日本人が弥生時代から農耕を始め、延々とこれまで農業を営み、先祖代々の農地を守って来たからこそ、今の日本の文化があることを今回の日本館の展示で深く感じることが出来ました。

収穫されたお米は神様に捧げられ、秋祭りは田んぼの神様に捧げられる感謝の祭りとなっていました。その時に人々は、土地の水と米で出来た酒を飲み、歌い、舞ったのです。

昨日からしきりにハロウィンの報道をしていますが、この時期の日本の祭りは収穫祭だったはずです。お米は村の中で水と森を守って出来た共同体への贈り物でもあったからです。

炊き上がった米は仏壇で見守る先祖に捧げられました。米は森の神と豊穣の神が与えてくれたもので、ご先祖の汗の賜物、つまり時間の流れが与えてくれたものでもあるからです。したがって、食べる前には手を合わせ感謝し、食べ残す子供は親から叱られたわけです。

これが日本の食育の原点です。

そして緑豊かな日本の風景も農業が作ったことも忘れてはいけません。

ハコちゃんは「農業」なくなった時が、日本文化の消滅する時と危惧していました。

ヨーロッパでは古代ローマの残した文化が数多く残されています。古代ローマの文明が滅びても文化だけ永遠に生き続けています。今日11月1日は諸聖人の日ですが、聖人を祀る文化も各地の聖人がその土地の作物を守ってくれるところから始まります。

日本は「外国の文化、新しい文化を多く取り入れる」文化と言ってしまえばそれまでですが、今回の日本館の展示であらためて文化の出発点がどこから始まっているか感じることが出来ました。

半年間、お疲れ様でした。





スポンサーサイト


ミラノ万博情報 | 18:34:21 | トラックバック(0) | コメント(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。